そもそもWiki記法は必要なのか?

Wikiでは、タイトルを書く場合、行頭に「!」などのような記号を置く必要があるわけだ。

でも、文のブロックが一行だったらそれをタイトルにしちゃえばよくないか?複数行になったなら、それを本文にすればいい。本文を一行で書きたいんだったら、「~文字以下はタイトル、それ以上は本文」という形にしなければいけないかもしれないが。

最初に書いた行はH1にすればいいし、それ以降はH2にすればいいし、H3が必要なら別ページを作ってそこに書け、というぐらい割り切ったCMSがあってもいいんではないか。

今MarkDownを使っているが、MarkDownは、一般的なWiki記法に比べて、テキスト面の可読性を確保させられる傾向にある。リストにマージンを入れるとか、H1は下部に罫線でマージンを入れさせられたりするけれど、これらは可読性に寄与している。多分Wiki使いからは、タイプ数の面で余計に見えるんだろうけど、従ってさえいれば結構綺麗にフォーマットされた文書が出来上がっている。HTML出力とテキストの見た目が近いのも特徴。

Wikiは「アノテーションです!」感が強すぎて、多分これは人間が見るモノではないんだろうなと思わされる。コマンド定義に方言があるのも、記号と機能の対応に全然必然性がないからだろうね。もっと文法覚えなくていいシステムを作らないと、今後読まれなくなるフォーマットでデータを作ることになる。

書いている最中に見やすく整形されているのは重要だと思う。タイプしている時間は確かに長いけど、目でさっき書いた文章を読み返している時間もバカには出来ないでしょう。読み直しの最中にアイデアが派生することもあるのだから、「書いている時に既に見やすい」のは大事なんじゃないのか。

脱線するけれど、LIFE Vincentノートが好きな理由がはっきりした。あの行間と文字の大きさが見やすいからだ。