自分一人だけが使うツールを作らない

ツールとは、他人の作業を分かりやすく効率化するために作るのであって、自分だけが使うものであれば作るべきではないんじゃないかと考えている。

大抵の作業は、既存ツールの組み合わせでなんとかなる。つなぎあわせが悪い部分でも、バッチを組むことで結合することが出来る。そのバッチだって、OS組み込みのものだし、自作するより余程柔軟だ。

一連の作業工程をツールにまとめ上げるのは、一貫性を保ってクリーンに見せるのと、配備の手間を軽減させる意味がある。ただ、自分一人が使うツールがクリーンである必要がどこにあるのか。むしろシンプルであるよりも、複雑で柔軟なシステムを小さなソフトウェアの組み合わせで作る方が時間の節約になるだろう。

本来はツールを作るのが仕事のエンジニアだけれど、業務からそれて自分用のソフトを作るのが好きなので自戒としておく。