欲求に対してサービスがぶらさがる

SNSとは井戸端会議である、と考えると、Facebookがいちいち個人情報の変更を周囲に通知して回るのも分かる気はする。いいね!は本質ではない。Facebookで活発にやりとりをしている友人を見ると、やはりコメント欄でMixiがごとく世間話をしているのだ。

メールが死ぬとか言われてきたが、未だに重宝されているのが現状だ。メールの欲求を満たすようなサービスは今のところ出てきていない。迅速な通知。好きなクライアントで見れること。長文。添付ファイル。何一つ代替案は生まれていない。TwitterのDMなんて酷いもので、画面上で通知もされない(メール通知はできるが、なら最初からメールを使えばいいだろう)し、何故か140文字に制限されている。個人的な連絡に使うのであるから、長文が書けて当然だろうと思う。

既存のサービスは、いかにレガシーに見えるものであっても、その根本には「大多数が持っている特定の欲求を満たすなにか」がある。それを満たすものが新たに現れない限り、移行は起こらないし、ひとりでに死ぬなんてことが起ころうはずもない。