サービスを改善すべき順序は「品揃え→利便性→低価格」

AmazonのCEO、ベゾスのインタビューより。

我々は「品ぞろえ」「利便性」「低価格」という3つの要素を大事にしています。この3つは密接に結びついているものです。まずは、品ぞろえから始まります。顧客が求める品物がなければ、価格がどれほど安くても、どれほど速く届けられても意味がありません。 しかし、品ぞろえが充実していても、届けるのが非常に遅かったり、価格が安くなければ顧客にとって意味がありません。この3つの要素を全て改善していくためにエネルギーとリソースを注ぎ込んでいます。

ECサービス以外に当てはまるかどうかは分からないが、サービスを形作るまでの順序について。

品揃えは、素材の種類が豊富かどうか。利便性は、使うまでの操作が煩雑でないか、検索のインターフェースは優れているか。価格は、無料サービスにおいては「時間を費やす価値のあるものかどうか」に置き換えられるだろう。

つまり、最初に改善すべきポイントは、コンテンツの量だろう。量が確保出来たら、整理を行う。それから、成果物のデザイン性を向上させることで、顧客の満足度を高めていくことが出来る。kawango氏の言うところの、一次のパラメータなのか二次のパラメータなのか、判断をしていく必要がある。

改善点の影響力を議論するために、コミット先と普段からコミュニケーションを取っておく必要はあるだろう。データはこちらの手元にはないので。

アマゾンの顧客中心主義は3つの「ビッグアイデア」に基づいています。1つ目は顧客を出発点にして、そこからさかのぼるというアイデア。2つ目は発明と革新を進め、先駆者になることを目指すというものです。3つ目は長期的な視野に立つこと。 この3つの組み合わせがあるからこそアマゾンは特別な存在になり得ています。顧客に対するこだわりを持ち、発明し、開拓し、新たなことに挑戦する。そして必ず長期的視野に立つ。このアプローチがアマゾンの優位性を形作っています。 我々が何か商品やサービスをリリースするにしても、必ず顧客を出発点にしてさかのぼっていき、準備が整った時点で発売する。会社が本当に辛抱強いかどうかは、行動に表れます。バグが残っているような商品を時期尚早に発売している会社は決して辛抱強くない(笑)。

このあたりはどの会社でも言っているような気がするが、辛抱強さを持つのは大事だ。辛抱強いサービスは信頼を得る。自分にとって、SAIはいつか代替を見つけなければいけないソフトウェアだが、Alfarは使い続けられるような気がしている。信頼の差だと思う。