小さく作るということ

喜ばれることはあまりないが、小さく作り直すことで、より(作っている人間の)満足感の高いソフトウェアを作ることができる。

小さく作り直すことの利点は何だろう。

1.フォーマットを他社が利用出来る。

肥大化したシステムのデータ再利用性は著しく下がる。例えばPDFなんかはフォームも入れることが出来るが、使わないし、脆弱性を作るし、互換性の妨げになっている。 ちゃんとデータを作り直すことで、データ構造をクリーンに保てる。

2.コンポーネントとして、他のソフトウェアに組み込み出来る。

そのツールであれもこれもやりたいが、利用シーン自体が異なる、という場合、ツールのコアになる部分を抽出してコンポーネントとして公開することが出来る。OSSにしてしまえば、さらに利用者からPull Requestを受けることも出来る…のかもしれない。

3.移植性が高まる

コードベースが小さくなることで、他の言語に移植しやすくなる。

基本的に作り直しは悪手だけれど、コードも一から書き直しをせず、ロジックを流用することでそれなりに手間は削減することが出来る。