Webアプリケーションを成果物中心に

アプリの終わりの始まり、という記事を読んで、Webアプリにこそこういった「使い捨て指向」が必要ではないかと思った。

大抵のWebアプリでは、自身のストレージに抱えこんだオブジェクトの編集しか許していない。ちょっとした画像を編集したいだけで、ユーザが下記のような行動をさせられるのは適当だろうか。

  • 「特定のWebアプリ」を開き
  • 「特定のWebアプリ」にサインアップし
  • 「特定のWebアプリ」の機能を使い
  • 「特定のWebアプリ」でしか再編集出来ないコンテンツを作る

基本的にユーザはサインアップして、無用な個人情報を公開したくない。現状、インストール以上に面倒な手順を踏まされている。そのためにOAuthがあるんだろうけれど、そもそも認証の必要自体があるんだろうか。

Pixlrの様な、サインアップをせずとも使えるWebサイトが望ましい形なのではないかと考えている。問題は編集したものをどこにストアするかなんだろうけども…(サインアップしてないので、自サーバに保存させたとしても削除権限をユーザに与えられない。掲示板みたいに、削除用パスワードを設定させるのが一つの解になるかな?)。

再編集が作成時と同じWebアプリでしか出来ない、というのも考え物だ。Webアプリの成果物ってどうやって再活用するんだろうか。エクスポート出来るのもあるけれど、本来はシームレスにWebアプリを切り替えて、得意な部分は他のアプリに任せたいところなのだけれど。